走っていてだんだんと膝が痛くなることはありませんか?
市民ランナーのケガで一番多い部位は膝です。
そんな膝の痛みの原因の1つに「ランニングフォーム」があります。
ランニングフォームの違いによる、膝への負担を解説します。
こんなランニングフォームは膝に負担がかかる!
下の写真ではどちらのランニングフォームが膝への負担が大きいと思いますか?
2つのランニングフォームでは体の傾きが違います。
正解は・・・
右側です。
膝が痛くなる原因
右側のランニングフォームは体が後ろに傾いています。
体が後ろに傾いた状態で着地すると、体を支える時にももの前側・外側の筋肉が使われ過ぎてしまいます。
こちらの記事で「ももの前側・外側の筋肉の負担と姿勢の関係」を解説しています。
膝の前側・外側の痛みと疲労
体が後ろに傾いていると、ももの前側・外側の筋肉が使われ過ぎて膝へのストレスが大きくなります。
またマラソンの後半での、ももの前側・外側の筋肉の疲労に関係します。
ももの前側にある大腿直筋は膝のお皿(膝蓋骨)に付着しています。そのため硬くなってしまうと膝のお皿(膝蓋骨)の動きが悪くなったり、過剰に引張ってしまって膝の前側が痛くなってしまします。
ももの外側にある大腿筋膜張筋が硬くなると、膝の外側で摩擦が生じて痛くなってしまいます。これをランナー膝(別名:腸脛靱帯炎)と言います。
膝の痛みを防ぐフォームのポイント
膝の痛みを防ぐためには走る時に体を立てて、やや前傾にすると良いです。
注意点
前傾が大きいと、お尻・ももの裏の筋肉に負担がかかってしまうので注意しましょう!
*適度な体の前傾の角度は個人によって差があります。
まとめ
ランニングでの膝の痛みにはランニングフォームが1つの原因となります。
特に体が後傾したランニングフォームでは膝への負担が大きくなります。
体は立てて、やや前傾させることがポイントです!