「足がすぐに疲れてしまう」「肩周りが疲れる」「フォームを改善したい」という方は多いのではないでしょうか?
ケニアの選手のように軽快に走れたらいいですよね〜
フォームを良くするためには、「姿勢」が大切です。
「姿勢」とランニングへの影響、ケガとの関係を解説していきます。
ランニングに必要な姿勢とは?
普段から姿勢の悪い人が、走る時に良いフォームで走ることは難しいです。
そのために、姿勢が大切です。
では下の写真の中で、どの姿勢が走るために良いでしょうか?
正解は・・・
一番右の姿勢です!
見るからに良い姿勢だから、当たり前だろ!とツッコミが入りそうです。
それでは、なぜ一番右の姿勢が走るために良いのでしょうか?
左の2つの姿勢に共通しているのは背中の丸まり(猫背)です。
背中が丸まり(猫背)のランニングへの影響
背中が丸まると走る時の下記のような影響が考えられます。
- 腕を振る時に腕を後ろに引きずらくなる
- 上半身(胸部)が動きずらくなる(走る時は骨盤と胸部が回旋(捻れる動き)をしますが、骨盤に対して胸部がスムーズに動きずらくなってしまいます)
腕を振る時に腕を後ろに引きずらくなるとどのようなことが起こるのか?
腕を振る時に腕を後ろに引きずらくなる
↓
腕を後ろに引けないため腕を開いた腕振り・肩が上がった腕振りになる
↓
肩周りの筋肉がストレス大きくなる
肩こり、背部の疲労
姿勢と足への疲労
もう1つ大切なのが姿勢によって使われる筋肉が変わることです。
この2つの姿勢で違うポイントはどこでしょうか?
正解は・・・
膝と腰の位置が違います。
背中を丸めると、上半身の重心は後ろにいきます。
そこで姿勢と保とうとして、「膝を曲げる」「腰を前に出す」といった動きを無意識に行います。
写真の左は膝が曲がり、右は腰が前に出ています。
これは姿勢を維持するために、体がバランスを保つための反応です。
実際にやってみましょう!
立った状態で背中を丸めると、腰や膝の位置が勝手に変わるのがわかると思います。
この時にももの外側から前側を触ってみて下さい。
とて〜も硬くなっていると思います。姿勢を上から引っ張られるように、まっすぐに意識するとももの外側から前側は柔らかくなると思います。
このように姿勢が変わると、バランスを保つために筋肉が無意識に使われます。
姿勢を保つために使いすぎる+走る時に使うでは筋肉へのストレスが多くなりすぎてしまいます。
これがマラソンの後半の疲労、ケガに関連してきます。
まとめ
姿勢が変わると、姿勢と保つために筋肉が使われ過ぎて、ランニングの時の疲労・ケガに関係します。
背中が丸まった姿勢(猫背)では腕振り、ももの前側・外側の疲労に影響します。
そのため姿勢を良くすることは、ランニングの疲労・ケガの改善や予防に大切です。