ランニングシューズを選ぶときに大切なポイントと優先順位
- 自分の足に合ったサイズを選ぶ
- ヒールカウンター(かかとの部分)とアウトソールの中央部(靴底の中央)
- そしてデザインと色などのカッコよさ&かわいさも大切!
まずは見た目に目よりも靴の機能を見ることが大切です!その理由をランニングの時の足の動きと合わせて説明していきます。
ランニングの時の足の動き
ランニングの着地の時は足は内側に倒れる動きをします。これは足の回内(プロネーション)と呼ばれ、着地の衝撃吸収を行うための動きです。しかし、回内(プロネーション)が大きいとケガのリスクとなります。
特にシンスプリント(すねの内側の痛み)や足底腱膜炎(足裏の痛み)などは関連性が高いです。
回内(プロネーション)が大きい
↓
アーチがつぶれ過ぎてしまう
↓
足の内側の筋肉(後脛骨筋、長母趾屈筋、長趾屈筋)が引っ張られる
足裏の筋肉(足底腱膜)が引っ張られる
↓
足の内側の筋肉が付着する骨膜にストレスが加わる
足底腱膜が付いている踵(かかと)から土踏まずにストレスが加わる
↓
シンスプリント
足底腱膜炎
正しいランニングシューズのサイズ選び、適切な機能のがあるものを選べばこの回内(プロネーション)を小さく抑えることが可能です。
足のサイズに合ったサイズのシューズを選ぶ
以外と大きめの靴を履いている人が多いです。実際に足のサイズを測定して自分の足のサイズを知って選びんでみると良いでしょう。
1度測定することで自分の足のサイズを知り適切なサイズのシューズを選ぶことができます。また足には左右差もあります。左右差がある場合には大きい足の方に合わせてサイズを選びます。小さい方に合わせてしまうと窮屈でフィット感が悪いことが多いです。
靴選びで大切なポイント
ヒールカウンター(かかとの部分)とアウトソールの中央部(靴底の中央)が大切なので、そのポイントを見ていきましょう!
ヒールカウンターの幅と硬さが重要
ヒールカウンターを見るときは幅と硬さに注目してください。
ヒールカウンターの幅が広いシューズ、または柔らかいシューズは回内(プロネーション)が大きくなってしまいます。幅が広いと踵(かかと)の骨の遊びがあるため、踵(かかと)がグラグラ動いてしまいます。また柔らかすぎれも踵(かかと)が回内(プロネーション)に動きすぎてしまう原因となります。
そのためヒールカウンターが狭く(足の幅に合っている)、硬いシューズを選びましょう!いいシューズを選んでもかかとの部分を踏んで履いてしまうと、全く無意味です。絶対にかかとの部分を踏んで履かないで下さい!
靴は長く履いていると、消耗するのは靴底の部分だけではありません。ヒールカウンターの部分も徐々に広がってしまって靴の機能は落ちてしまいます。下の2足のシューズは同じメーカの靴です。右が新品の靴で左が長く使用しているものです。ヒールカウンターの幅が新品の靴は狭く、長く使っている靴は広がっていることがわかります。
アウトソールの中央の強度
シューズの背骨というべき部分です。 この部分役割は着地から蹴り出しの中で足のねじれを軽減することです。この部分が弱いとアーチがつぶれやくなってしまいます。靴の中にはこの部分の強度を上げるためにシャンクプレートというプラスチック製のパーツがセットされているタイプもあります。
強さの見方
靴の踵(かかと)と爪先の部分を持って上下左右に捻じってみてください。この部分が簡単に捻じれるシューズは柔らかすぎてしまいます。
まとめ
自分の足のサイズの足を測ってサイズを選んでみると良いでしょう。サイズがわかったらヒールカウンターが踵(かかと)にフィットするか?柔らかすぎないか?そして靴の踵(かかと)と爪先の部分を持って上下左右に捻じってアウトソールの中央部が柔らかすぎないかチェックしましょう!